本来、憲法というのは、「国民の生命・安全・財産」等を守るためにあるものです。つまり、国を潰してしまうような憲法なら要りません。当然ながら、憲法は生きていなければならないので、そこに「憲法の変遷」という考え方が出てきて、一定の解釈を加えていくことになるわけです。したがって、憲法制定時には想定していなかったような侵略国家が出てきた場合、「憲法九条は、日本が侵略国家になることは、当然、認めていないけれども、国民を守ることを禁じているわけではない。前文に照らして、九条は、そのように解釈すべきである」という政府の統一解釈を降ろせば、自衛隊も動けるようになるのです。
『教育の使命』 P.111