愛を得んとしてなにゆえに苦しむのか。
人に認められんとしてなにゆえにもがくのか。
そんなに他人の評価がほしいのか。
しかし、私はあなたがたに言おう。
他人の甘いささやきに酔いしれているうちは、
真の自己確立への道のりは、まだまだ遠いのだ。
学べば学ぶほどに、知れば知るほどに、悟れば悟るほどに、
「怖さ」がわかってこなければ、まだ本物ではない。
真理の大海を前にして、
自分は
浜辺で無力に泣きじゃくる子供のようであったと述懐する、
あのニュートンの謙虚さに学べ。
自分の研究など、
神から流れ出る真理の大河に、
スプーン一杯の水を注ぐほどでしかないと痛感した、
あのアインシュタインの言葉に学べ。
また、その天才的業績を人にほめられても、
自分は汗を流すことにおいて天才だったのだと語った、
エジソンの心意気に学べ。
真に偉大なる者は、
平凡なる大道を黙々として歩み続けるのだ。
そこには何のてらいもない。
日々足ることを知って、一路邁進するのみだ。
(「光よ、通え」より)