2015/04/25

●愛と追憶の中で

どうしてこれほどまでに、「愛」にこだわったのだろう。若き日に多くの人々に愛されたわけではない。むしろ愛を求めても求めても、充たされぬ思いで一杯だった。今、すべてが光の河の中を、流れ去ってゆく。何も執着はするまい。赤い小さなバラの花束を、小川の岸辺から流す。ささやかな追憶の涙は、決して誰にも見られないようにしよう。

心の指針125「愛と追憶の中で」