宗教にも、「戒律」といって、「こういうことをしてはいけない」というものがよくありますが、それは、人間が本当に幸福になるためにあるのです。「その人が正しく成長するように。人生で失敗したり、苦しんだりすることがないように。あるいは、他の人々も幸福に生きていけるように。そして、共に生活していけるように。さらには、社会がよくなるように。そうするためには、こういうふうにしましょう」ということで取り決めて、それを修行にしています。そして、それを守っていくなかに、本当の意味における「魂の自由」というものが出てくるわけです。
『心を育てる「徳」の教育』 P.84