2020/05/14

●自己顕示欲のない愛

種をまいた人、球根を植えた人が通り過ぎたあとに、花は咲いていきます。種をまいた人、球根を植えた人は、その花を自分で見ることはできないかもしれません。のちの人々がその花を見ることとなるのです。

しかし、それでも黙々と種をまきつづけ、黙々と球根を植えつづけることこそが、信仰に生きる人たちのほんとうの姿なのです。ここには自己顕示欲がありません。

どうか、「自分は花を摘み取って自分を飾ろうとしているのか。あるいは、のちの人々のために花の種をまいているのか」という点を、しかと考えてみていただきたいと思います。

『幸福の原点』 P.128