2019/07/22

●無償化への警笛

社会保障や医療、教育などがタダになる方向へ行くのは、まことにありがたいことのように聞こえます。確かに、「自助努力だけではどうにもならず、セーフティネットがなければ救われない」という人も一部いることは事実ですし、そういう人を救うことも公的な仕事ではあるでしょう。しかし、まだまだ元気で働ける人たち、働く意欲が旺盛な人たち、資本主義の精神を体現して頑張っているような人たちを、わざわざ怠惰にする方向へ引っ張っていくならば、それは、「国の没落を意味する」と言わざるをえないのです。ゆえに、社会保障や医療、教育などがタダになる方向へ行くのは、問題であると思います。

『未来への国家戦略』 P.69