2019/10/10

●自制心を出すには

自制心は、根本的には、結局、「人間は肉体の存在ではないのだ」ということを知っていなくては出てこないのです。「魂のほうが本体で、魂が、この世で、乗り舟に乗って修行しているのだ。肉体は車であり、車の本能で暴走していてはいけない。やはり、乗り手である運転手のほうが大事なのだ」ということを知っていなくてはなりません。「魂の修行として、肉体生活を、あるいは物質生活を考える」という気持ちを持っていれば、自制心がおのずから湧いてくるのです。それは、要するに、「この世に流されないで魂を護ろうとする心」でしょう。

『心を育てる「徳」の教育』 P.147